サントスオクタゴン ファーストレビュー

以前お話した、カルティエのサントスオクタゴンです。
今回やっとコンプリートサービスに無事出すことが出来(しかしその前に写真を撮るのを忘れたorz)、想定通りの結果となったのでファーストレビューとして記録しようと思います。
6/26にコンプリートサービス完了で戻ってくるらしいので、そしたら改めて写真を撮って載せる予定です。

サントスオクタゴンとは

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詳しい製造時期は不明ですが、このモデルはおそらく70年代~80年代に出ていたモデルです。
クォーツと自動巻きタイプがあり、サイズはそれぞれSM、MM、LMの3種類となっております。
私の所有しているものは自動巻きタイプのSMサイズのモデルです。

サントスシリーズはカルティエが最初に作った「サントス・デュモン」という腕時計から始まったシリーズであり、そもそもカルティエがサントス・デュモン氏に頼まれてそれまでの主流だった懐中時計から、腕時計という形にしたというのは超有名な話ですね。
この「サントス オクタゴン」もそんなサントスシリーズの中の1つです。
(販売当初はサントス ラウンドと呼ばれておりました)

ロイヤルオークを思わせる八角形のベゼル+ビスのデザインで、きっと当時はかなり斬新なデザインだったのでしょう。
ロイヤルオークじゃない八角形をお探しの方は是非!クォーツでデイト付きのモデルなどもありますよ。

サントスガルベやこのサントスオクタゴンに関しては、YGとSSのコンビかSSのみのタイプがありますが、私は断然コンビ派です。
最近レディースでもヴィンテージ時計が注目されていることからこのモデルもけっこう人気があるようですが、まだ比較的ヴィンテージ市場に数も多いので状態が良い個体を探すのは難しいことではありません。
カルティエ正規保証も(おそらく)問題なく受けられますので比較的扱いやすいヴィンテージ時計だと思います。

私もこのモデルをずっと探しておりましたが、なかなか見つからなくて難航しました。
単に状態が良いだけではなく「国際永久保証書」というものが付属している品を探していたからです。


個人的な好みと使い勝手

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八角形ベゼルは非常に可愛いですし、それに合わせた八角形の竜頭も非常にお洒落です。
カルティエの竜頭はどのモデルも凝っていて一体感あるデザインになっておりますので、つけると絶対気分あがる。
また私は所有しておりませんが、同じビスシリーズの「ラブリング」や「ラブネックレス」シリーズと相性が良いのでそのあたりと一緒につけてみたいという気分になりました。

ブレスもベゼルと同様に、エッジの効いたステンレスにゴールドでビスをあしらっております。
つけ心地が特別良いかと言われれば微妙ですが、コマ自体が小さめなのできちんと腕のサイズに合わせて調整できそう。
唯一の問題はこのブレスがだめになった時に有償交換できるかどうかですが(新型のサントスガルベブレスではおそらくサイズが合わないと思われるので)、あまり期待しておりませんので、ブレスがだめになったら大人しく革ベルトにしそう。

竜頭が扱いづらい。
先ほど上の方で竜頭可愛いとか言いましたが、竜頭の形+竜頭ガードのせいで非常に扱いづらい竜頭になっております。
クォーツモデルならさほど調整の必要はありませんが、それでも日付調整は必須でしょう。
機械式の場合、止まってしまったら時間を合わせてさらに竜頭で巻くという作業も強いられるので、竜頭が扱いづらいというのはある意味致命的です(苦笑)
私が所有しているSMサイズなら日付表示ない分マシでしょうが、日付調整しなければならないモデルはさらに難航しそう…。


国際永久保証書とは

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簡単に言えば保証書の一種で「これがある限り永久的にカルティエで内部の機械の故障を保証します」というとても有り難いカードです。
現在出しているカルティエの時計にはもちろん存在しないカードです。

このカードを出してた理由は非常に簡単で、70年代~80年代辺りはクォーツ時計が主流となってしまい大半の機械式時計が売れなくなってしまったからです。
安直にこういうのを出すのはどうかと思いますが、売るために「オーバーホールは永久無償で行いますよ」と言っていたわけです。
ロレックスやオメガなどでもこの時期に製造していた時計に「オーバーホール半額保証書」みたいなものが付属しているものがありますが、もちろんカルティエ同様売るための施策だったのでしょう。


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もちろん当時販売していたカルティエの時計にはこのカードがついていたと思うのですが、なにせもう既に30年以上経っているので時計自体が良い状態で残っていれば良い方で、こんなカードが残っているものなんてほぼありません。
きっと購入当初はそういうものだと思って大事にしていたかもしれませんが所詮ただのカードですから紛失するでしょうし、存在そのものを忘れてしまって売却してしまったなんて方もいるでしょう。
また、海外では何故かオープンの状態で出てくることが多いようですし、時計本体のみで取引されることも多いらしいです。
よって、これが付属する状態ではお値段が跳ね上がりますし、そもそも最近本当に見かけなくなっているのでかなり真面目に探しました。


永久保証書で出来ること・永久保証書利用条件

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カルティエブティック様へ国際永久保証書と一緒に時計をお渡しして見積もっていただくと、見ての通りコンプリートサービスはFreeという見積りになります。
内部機械に関する保証は永久的に行われるので、コンプリートサービス+ライトポリッシュ自体は無料になります。
しかし、それ以外(今回の場合は針の浮きの解消など)はコンプリートサービスに含まれませんので有償での対応となります。
とはいえ5,000円じゃないですか。
コンプリートサービスはだいたい40,000円~50,000円ほどかかることを考えると、正直永久保証書の有無でコンプリートサービス料金かなり違ってくるんです。
特にたくさん時計を所有しており維持費がけっこう大変なことになっている方にとってはありがたいサービスなのではないかと思います。


国際永久保証書が利用できる条件は、
1.造番号、タイプ、購入日、購入店舗印が全て記載されていること。
  ただし購入店舗印の場合手書きではなくスタンプであることが望ましい。
2.カルティエ以外でオーバーホールしていないこと。
  カルティエでのコンプリートサービスで使われていない部品が存在する場合、オーバーホール不可になるのではないかと思っておりますが定かではありません。


その他雑記として

今回、国際永久保証書のことを中心に書きましたのは、画像が少ないからだとか、つけ心地等確かめる前にコンプリートサービスに出してしまったからってだけじゃないのです(笑)
クォーツの時代を経過して現在に存在しているこの国際永久保証書という存在を、もっといろんな方に知ってもらいたいと思って書きました。
最近国際永久保証書が付属するモデルが市場に出回らない理由として、安直に購入し(もちろんその後大事に使ってくださってるならとても良いと思います)、そのあとこのカードを紛失してしまう人が多いのだろうと思う部分もあるからです。

最近中野の時計店にお伺いした際に、アンティークやヴィンテージをメインで扱っているにも関わらずカルティエに国際永久保証書があるという事実を知らないで商売していらっしゃる方がいらっしゃいました。
私自身が素人なので仕方ないのかもしれませんが、そういう方って「そんなものはありませんよ」でバッサリ話を終わらせてしまいます。
私が今回アップしたものもフランス語なので一見ただのギャランティーカードに思えますし、これがなくてもカルティエブティック様で有償でオーバーホールが受けられるのですから、店員様が説明しないと捨ててしまう方だっていらっしゃるはずです。
「使う目的なので箱と説明書は捨てた」なんてよくある話なのだから。


ヴィンテージ時計が好きな人間としては、時計自体も長い間大事にされてきたものなので当然大切にすべきですし、こういった付属品などにも時計界隈の歴史を感じさせるものはたくさんあるはずですから、大事にしてほしいなと思っております。
特に国際永久保証書付きモデルは、少なくともカルティエは永久的に保証しますと言っているので、それだけで次世代に引き継ぐ価値があるものです。……正直売却時はお値段あまりつかないけど(笑)


自分で購入したものや受け継いだものなどいろいろな時計で溢れておりますが、このサントスオクタゴンも次世代に引き継いでもらえればいいなと思うものなので、大事にしたいと思います。



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